大型犬との暮らしで変わっていく人生観について

4つ足の同居人

「10年」

秋田犬の寿命は、おおよそ10年。

おはると暮らすようになって、その数字をよく意識するようになった。

センチメンタルになっているわけじゃなくて、
単純に、意識するようになったのは時間。

早すぎることに、おはるとの暮らしも4年目が近づいている。

ぐるぐるしているだけの時計の針とは訳が違う。

いやでも意識するわ!

チクタク、チクタク

「いそがなくっちゃ、いそがなくっちゃ」

そんな白ウサギに導かれ、迷い込むように、すばしっこいおはるの早すぎる足並みをずっと追いかけている。

暗い部屋から一歩出て、散歩に始まり、Youtubeやブログ、一番最近だと写真撮影。

だいぶ遠いところまできたつもりで、そのワクワクは時間が経つごとに大きくなっている。

同時に、漠然とした不安も。

どんなに楽しい夢を見ている時もそう、その儚さをどこかで意識している。

でもこれは、覚めて終わるだけのものじゃない。

だから10年、そんな時間も与えられている。

振り返って、ただよかったで終わらないように、

夢のような10年じゃなくて、
最強の10年にする。

僕にとって紀元前か後か、そのくらいのインパクトを目指して、もっと頑張らないと、急がないと。

そういえば、おはるは散歩中、僕に前にでられるのを嫌う。

びんっ!と立ち止まり、

「生意気!何先に歩いてんのよ?」と大層不満げだ。

すごすごと、僕が彼女の尻の位置に戻るまで決して動こうとしない。

だからそう、僕だけ張り切ってもしょうがない。

リードをぐっと掴み、勝手にずんずん進んでいくおはるの尻を追いかけるくらいで丁度よい。

僕にできることはもっと自分に忠実になること。
一緒に居る時間をもっと大切に、長くすること。

そのためにまずは仕事という現実から、どうしてくれようかと密かに考えだした2024年の秋である。

大型犬と暮らすことでひと足早くに死を見つめる機会をもらうことができています。

怖い意味じゃなくて、どうやって今を楽しもうかって。

ほんとうは、もっともっと歳をとってから考えるようなことなんだろうけどね。

ありがたい。

紅葉狩りにも行ってきました👇


Youtubeもやってます⇒秋田犬はるノ嬢@すぷりんぐちゃんねる(https://www.youtube.com/@user-zo6pt5rc2w

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